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「P.S.45」#2
10/26(金)に放送された「竹中直人 P.S.45」の番組レポ#2です。
#1から続いていますので、まずはそちらからどうぞ。

◆が山寺宏一さん、●が竹中直人さんです。

***

【Long for Entertainment world ~学生時代】
山寺さんの席の後ろに立っている円グラフを書いた後は、再び席に戻ってトーク。
最初はちょっと尋問口調で始まります(笑)。

●「出身はどこだ?」

◆「宮城県です」

●「何を思って(東京へ)出てきたんだ」

◆「・・・あのー、落語研究会に入ってたんですよ、学生時代。4年間、大学に通ったというより落研に通ったという感じで」

●「それは、落語がずっと好きだったの?」

◆「大好きでしたね。まあ、大学に入る前は知らなかったです。大学に入る前は、とにかくモノマネが好きで、モノマネタレントになりたいと思ってたんですよ。だから竹中さんとかいろいろ出てるのを見てて。その当時、高校3年生の時に、とんねるずさんや柳沢慎吾さん・・・同い年なんですよ。あの方々がモノマネやってて、「うわー、東京すげぇ。こんな人がいるんだ。俺なんか田舎でやってても駄目だ」と思って」

●「田舎でどんなマネやってたの?」

◆「僕は、高校の先生のマネとか。(当時のモノマネをいろいろ披露。)
そういうのが大好きで、モノマネタレントになりたいと思ったんですけど、とんねるずや柳沢慎吾さんが同い年だというのを知って「駄目だ」。大学に行ってどうしようかなと思って、「あ、落語っていうのが面白そうだな」っていうんで落研に入ったところから、まあ、今この声優の道にっていう」



【The way of Voice artist ~覚醒】
●「声優との出会いは?」

◆「声優との出会いはですね・・・喋りはそうやって落語をやってたんですけど、芝居をやったことはなかったんですよ。舞台も観たことなければ。・・・だから、俳優というのはちょっとおこがましいなと思って。でもやってみたいなとは思ったんですよ。でも、まわりには「声優声優、声優目指してっから」って言って俳優養成所に入って。今所属している俳協の俳協養成所というところに2年間通って、そこでお芝居の訓練とかいろいろやって、卒業したら声優の仕事がいっぱい来たという。他の(俳優としての仕事)は来なかったです」

●「僕も劇団青年座ってところにいたんですけど、劇団って声優の人多いんだってよ。びっくりした」

◆「そうなんですよ。実は声優っていろんな劇団、舞台をやってる方が「じゃ、声の仕事もやろうか」って始まったみたいなんですよね」

●「あ、そうなんだ。僕それ意外な発見だったんですよ。でも基本的にやっぱ役者だったんですよね、本当は」

◆「ま、そこはあやふやなんですよね。(自分の場合は)「ま、声優くらいはできるか」みたいな甘い考えで。「俳優はちょっとな」みたいな」

●「でも、そこは甘い考えじゃなくて、ちょっと微妙に自分を卑下してるとこがあったんじゃないの?「どうせ俺なんか」みたいな気持ちが、どっかにあったんじゃないの?」

◆「あー、もう常にそれで。よく戸田恵子さんにも怒られるんです」

●「え、どんなふうに?」

◆「あの、「謙虚なのはいいけど、卑屈に見える時があるから気をつけな」って」

●「僕もそういう性格なとこありますよ。「どうせ」っていうのは」

◆「えー?竹中さんがですか?」

●「(緋田さんに向かって)ありますよね?」
緋田さんに「あります、あります」と力いっぱい肯定されて、「あんたに言われるとムカつくなぁ」と竹中さん。良いコンビです(笑)。

●「でも、それで逆に自分を守ってるってとこもあるでしょう?」

◆「そうです。それで何とかやれてるっていう。・・・まだ実績も足りないと思うんですけど、いつも何か自信があるようで、ない」

●「その時の自分でしか出来ないこともあるんだから、実績なんて言わないでくださいよ」

◆「ああ・・・そうですね」

【Man with seven colors of voices ~七色の声を持つ男】
●「でも、どれだけの役者さん・・・向こうの俳優さんを何人やりました?」

◆「いや~、全然数えたことないんですけども。昔はですね、たとえばアラン・ドロンだったら野沢那智さん、って決まってたんですよね。この人ならこの人って。でも今は決めないんですよね。(お客さんも)DVDとかでオリジナルの音源をたくさん見てらっしゃるし。
そういうこともあって、特に決め込むというのはなくて、TV局によっても違うし、制作会社によっても違うしっていうんで、逆にチャンスは広がるんですよ。たとえばエディ・マーフィも、僕だけじゃなくていろんな方がやってるんですよね。ってことは、いろんなものをやるチャンスでもあるんですよね。独占率は低いけども」

ここで吹き替えした俳優の名前をざっと羅列。
デンゼル・ワシントンとゲイリー・オールドマンの名前に竹中さんが反応されてました。

【Natural born Voice artist ~生粋の声優】
●「今日たとえばブルース・ウィリスをやるとか、そういう時に、本人の声にやっぱ近付けるんですか?」

◆「はい。先輩によっては、そんな作った声とかキャラクターで1本の映画は厳しい、自分の芝居でそう持っていくんだという方もいらっしゃるんですけど、僕はなるべく聞いた人が違和感ないようにっていうんで、とにかく向こうに少しでも芝居を、できれば声質も、なるだけ自分の持ってる中で近付けるっていうのを、すごく気にする方ですね。
たとえばエディ・マーフィが「Hello!」と言うのがあったら、日本語にする前に「Hello!」と英語でマネしてみて、同じような音の感じになったかなと思ったら、そこから「こんちは!」とやってみるとか、そんな風なやり方を。1回やってみて自分の中に入れるっていう。
「そんなことやってる人、誰もいないよ」みたいなことを言われるんですけど」

●「え、でも誰かがいたらつまらないもんね。山寺さんなりのやり方っていうのはね。それは素晴らしいと思いますけどね」

◆「基本的に洋画の場合は、ジム・キャリーやエディ・マーフィが日本語をペラペラ喋れたらどうなるかな?というところが、僕の吹き替えであったらいいなという感じなんですよ」

●「ああ、素晴らしいですよ。それは」

◆「まあ、目指すところですけど。出来てるかどうかは別にして」

●「でも、クリント・イーストウッドの声は、僕映画でも見て知ってたけど、山田康雄さん、全然違いますもんね。それでも(合うというのは)不思議ですよね」

◆「そうですね。ずっとイーストウッドと言えば山田康雄さんですもんね」

●「もっと渋い声ですよね。あんな軽い声じゃない」

◆「声質は全然違いますね。でも、そういう方々の声を「ヴィンテージ・ボイス」と呼ぶ方が先輩にいて「なるほどなぁ」と思って。一言聞くと、すーっとその世界に入れるというか。芝居の質もそうなんでしょうけど、声そのものがもう向こうの、ハリウッドの俳優みたいに聞こえるっていう、不思議な・・・そうなるのはもう、俺みたいなのは逆に声に特徴がないから、違う切り口で行くしかないなって、ちょっと開き直ってやってますけど」

***

ここでCM。
文章だと伝わりにくくなってしまう部分を少しカットさせてもらっていますが、山寺さんだけでなく竹中さんも時々ハリウッドの俳優(デ・ニーロなど)の声音を真似たりしながら会話が進んでいました。

「その時の自分でしか出来ないこともあるんだから、実績なんて言わないで」と竹中さんに言われて、いろんなことに気付いたように、納得したように「そうですね」と言った山寺さんが、なんだか印象的でした。

【#3へつづく】
by mistysnow | 2007-11-14 00:21 | 山寺宏一
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