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その場しのぎの男たち
東京ヴォードヴィルショーの舞台「その場しのぎの男たち」を観てきました。

観劇が好きな方には説明するまでもないでしょうけど、「東京ヴォードヴィルショー」というのは、佐藤B作さんが座長を務める劇団なのです。
今回は、三谷幸喜さんの脚本による作品ということで、とても楽しみにしていました。
学校の文化祭や地元の劇団の舞台を見た以外は、随分昔に宝塚の地方公演を見ただけで、ちゃんとした(と言うと語弊があるか・・・。)お芝居を見るのは初めてだったのですが、すごく面白かったです。

舞台は、三谷さんお得意の密室劇。
「ロシアの皇太子が、日本人の巡査に斬りつけられた」という事件(「大津事件」という実際に起こった事件)を巡って、“戦争”という最悪の事態を引き起こさないために、総理や各大臣、そして黒幕・伊藤博文が、刻々と代わる事態に「その場しのぎの」対応をして右往左往する話です。
・・・なんて書くと難しそうに聞こえるかもしれませんが、全然そんなことはなく。もう、ずっと笑い通しでした。

先のことが全く読めない、思いもかけない展開。
顔の筋肉が痛くなるくらい笑いながら、風刺や皮肉の効いた台詞にドキリとさせられたり。
しっかりとした縦軸があって、そこに笑いの要素が散りばめられているので、ストーリーとしても見ごたえ充分でした。


大満足の帰り道。
一斉に皆が帰るため、駐車場から出る車が(駐車場内で)大渋滞を引き起こしていて、外に出るまでに1時間近くかかりました(^^;
それもまた、いい思い出・・・かな?
by mistysnow | 2004-02-22 00:00 | 映画・TV・舞台
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