ブログトップ + No music, No life +
万引きは犯罪です。
昨日の記事(過去の日記)を引っ張り出すときに、これもついでに載せておきたい気分になりました。
書店(というより、すべての小売店)にとって、天敵とも言える「万引き」。

「なぜ店のものを盗んではいけないのか?」
それについての、私なりの考えです。
正月早々へヴィな話題ですが、こういう機会でもないと載せられないと思うので・・・。

--------------------------------------------------------------
【2003/01/31】
今日の新聞に載っていましたが、
先日の万引きをした中学生が警察から逃げて電車にはねられ死亡した事件で、付近の住人から非難を受けた書店が閉店することになったそうです。

そんなことって、あっていいのでしょうか?

一人の命が失われたのは、本当に残念なことです。
自分の罪を受け止める強さの無い子供が、色々なことから逃げた結果の悲劇だと思います。
でも、それは書店のせいでしょうか。
万引きを捕まえて警察に渡すことは、間違っているのでしょうか。
警察に任せた後に少年が逃げたのは、店側の責任でしょうか。



漫画を6冊も盗まれて笑ってすませられるのは、道楽で店番をしている人だけです。
金額にして2500円から3000円くらいでしょうか。
「それくらい」と思う人がいるかもしれません。でも、本の売上っていうのは数十円を積み重ねていくものなんです。
商品が無くなっても支払いはしなくてはいけません。すると、他の本を売った利益が盗まれた本の支払いに回されることになります。
1冊盗まれると、約3冊分の利益が支払いに回されるので、実質4冊分の損失になるのです。
大きな書店では、万引きの被害だけで数千万の損失になると聞きます。
本当に死活問題なんです。

「万引きぐらいで」と思う人は、是非とも認識を改めてもらいたいです。
万引きは窃盗です。深夜に忍び込んで盗むのと、(盗むという点では)何ら変わりありません。
白昼堂々、目の前で物を盗まれるのがどんな気分か、一度考えてみてください。

もちろん、私は少年の命を軽んずるつもりはありません。心からお悔やみ申し上げます。
でも、周囲からこんな(「人殺し」などの)批判が出たことが、本当にショックだったんです。
今回の事件、書店側に非は無かったと思います。
こんなことが二度と繰り返されないよう、願うばかりです。

--------------------------------------------------------------
【2003/02/22】
現在発売中の「女性セブン」3/6号に、万引きを捕まえたことで閉店に追い込まれた古書店の顛末が載っています。

以前の報道では書かれていなかったのですが、書店ではなく「古書店」だったんですよね。
それでも、金額が違うだけで損害の大きさは変わらないのですが。

閉店することになったという報道を聞いて、励ましの声も届いたそうで、今は営業を続けていらっしゃるそうです。(今後どうするかは決まっていないとか。)
でも、心に受けた傷の大きさは計り知れないほど大きなものだと思います。
「万引きを見つけたらどうしますか」という記者の問いに、「どうしたらいいか分からない」と答えた店長の言葉が、とても重く響きました。

万引きは犯罪。
そんな当たり前の「事実」が揺らいでいる状況。
「捕まったら”格好悪い”」とか、そいういう次元で語る子供達。

こういう状況を打開するためには、
万引きを捕まえたら必ず警察に通報し、補導で済ますのではなく、家裁で罪を償う方法を決めてもらうようにするのが一番かもしれません。
裁判所のお世話にならなければ、「犯罪」だと気付けないのかもしれませんから。

万引きは、一つのお店を潰すのに充分な行為です。
今回のような事件になるかどうかではなく、ただその被害額の大きさ故に。
「これくらい」と思う気持ちが富士山をゴミの山にしたように、本屋を(本屋以外のすべての店も)苦しめているのです。
[PR]
by mistysnow | 2005-01-05 00:00 | 日記
<< 頭がぼんやり   終わりの始まり。 >>