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「新選組 永倉新八のひ孫がつくった本」感想。
永倉新八のひ孫がつくった本」、少し前に読み終えていたのですが、改めて感想を。

本の中に登場する、近藤勇・土方歳三・沖田総司・井上源三郎・加納鷲雄などの子孫の皆さん。
それぞれが伝え聞いているエピソード(沖田総司のあの肖像画が、沖田自身を描いたものじゃないと知ってホッとしました。笑)や、新選組に対する想いを聞くことが出来るのは、もちろん興味深かったのですが、読みながらずっと考えていたのは、「歴史上の人物の子孫として生きるということ」でした。

自分の曽祖父(または曽祖父(母)の兄弟)のことを、自分以上に知っている歴史研究家が訪ねてきたり、小説やドラマの中で描かれたり。
「新選組の子孫」ということが縁となって出会える人達がいたり。
そういう感覚ってどういうものなんだろう?なんて考えてみたりして。

大河ドラマの「新選組!」についても、各所で触れられているのが嬉しかったです。
某週刊誌が(ドラマの批判記事を書くために)杉村悦郎さんに取材した時の、最後の一言が笑えました(笑)。(※杉村さんは合格点を出されてました。)

加納さんのご子孫にも、48話での「加納君。お久しぶりです」が受け入れられていたのが嬉しくもあり、“裏切り者”加納鷲雄の子孫であることに対する想いを感じたような気がして、いろいろ考えてしまいました。

***

なんだか小難しく書いてしまいましたが、永倉さんへの愛がたっぷり詰まった本でした。
面白かったです!
by mistysnow | 2005-11-03 01:18 |
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